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EYES (ORIGINAL LOVEのアルバム) : ウィキペディア日本語版
EYES (ORIGINAL LOVEのアルバム)[あいず]

EYES』(アイズ)は、1993年6月16日に発売されたORIGINAL LOVE通算3作目のスタジオ・アルバム
== 解説 ==
先行シングル「サンシャイン ロマンス」〔「サンシャイン ロマンス」 1993年5月7日発売 EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI SCD:TODT-3017〕を収録。このアルバムについて後年、田島貴男は「『EYES』ぐらいからね、レコーディングするということがどういうことなのか、サウンド・プロダクションをどこまでこだわらなきゃいけないかとか、いろいろ現実的にわかってきたんですよ。レコーディングのスタイルができ始めた時期ですね。それ以前までは、サウンドがショボイからヴォーカルでガナっちゃって、でもだんだんサウンドにグルーヴが出てくると、リラックスして気持ちよくのれてきたりするんですよ。自分の思い描いてるサウンドに近づいていった時期ですね」と振り返っている。
本作ではメンバー全員が作詞・作曲にクレジットされているが、これについて田島は「1st『LOVE! LOVE! & LOVE!』〔『LOVE! LOVE! & LOVE!』 1991年7月12日発売 EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI 2CD:TOCT-6196/7〕と同じ形で今回やってみようかなと。メンバー全員が詞や曲を書いたりすることで、アルバム全体のクリエイティビティが上がっていければいいというか、テンションが上がればいいなってって、そういうセッションぽい形の要素を加えたいなと思ってたんです」「(ミーティングは)特にそんな密にやったわけではないんですけど、一応のミーティングは持ちました。それで、プリ・プロダクションの段階でマッキントッシュで形を作っていって。それと、メンバーにも2,3曲出してもらって、その断片を僕が集めて作り上げていったりとか、そういったことをしました」「(マックに入れて曲を作っていく作業は)面白かったです。そうやってアレンジとか、最初の段階で決められたんで。今まではレコーディングの途中で、ここはこうしようとかあったんだけれども、最初の段階で細かいアレンジまで考えられたんで。ま、生楽器に差し替えていく段階で思いついたこともありましたけど、やっぱり最初のマッキントッシュの段階で色々細かいところまでアレンジを煮詰められたんで、それだけ音が整理されたし。整理されたからこそ、楽器の音とかもいい形で入れられたんだと思います。そういう意味で、前の『結晶』〔『結晶 SOUL LIBERATION1992年5月1日発売 EASTWORLD ⁄ TOSHIBA EMI CD:TOCT-6471〕とかは、ちょっと踊れるような曲はあったかもしれないけど、今回のアルバムは、もっと自然に踊れるとか、グッとクるとか、そういうふうな音に録れてると思いますね。それだけ、ものすごくていねいに音を録っていきました」と、リリース当時のインタビューで答えている。
アルバム・タイトルについては「いろんなことを見たり聞いたり、例えばニュースを見たり新聞を読んだりするわけですけれども。でも、そういったものって本当のことを見せてくれているのかな、とか。見ることってなかなかできないんじゃないか、本当に見ることができるのかなって気がしてて。今回のアルバムの中に、そういったことをテーマにしたり、モチーフにした曲とかあるんですけれど。それで“目をつけたい”、“目を開きたい”っていう気持ちでつけました」「自分の今生きていることを見るとか。生きていてリアリティ感じたい、みたいな」と、答えている。
M-2「サンシャイン ロマンス (Album Version)」はテイク自体はシングル収録のものと同じだが〔、ドラムがモノラル・ミックスになっている。M-6「Wall Flower」は作詞が木原龍太郎と田島の共作だが、田島によれば1番を木原、2番を田島がそれぞれ手がけたという。この曲は後にbirdが“bird tour 1999”で取り上げ、カヴァーされた。M-8「砂の花 Desert Rose」は後に木原がソロ・ライヴでセルフ・カヴァーしているほか〔“AT HOME BEAT SOUP Vol.2” 2005年4月4日 下北沢440〕〔“AT HOME BEAT SOUP Vol.3” 2005年8月9日 下北沢440〕、Cotton Gardenにカヴァーされた。
バンド・メンバー全員でのショットは千葉県浦安市舞浜江戸川河口の市川大橋で撮影された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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